Story物語
常人が住みづらいほど荒廃した世界「上界」。
この世界は「スメラギ」と呼ばれる、
人間の脳を繋ぎ合わせた装置によって機械的に支配されていた。
人類の“未来と自由”が奪われた世界で、
上界の医者クマソは「スメラギ」に対して秘かにクーデターを計画していた。
人々の自由を取り戻すため、
エミシの改造や“タトゥー”による実験を行うが、
誰にも計画を話すことが出来ず、
孤独に研究を繰り返す日々だった。
実験の被検体は、クマソ有する医療機関で育った孤児の姉妹、
Z01、02、03、04の4人。
クマソも家族のように彼女らと接していたが、
実験中にZ02、Z03、Z04の3人は負荷に耐えられず
死んでしまう。
生き残った少女Z01はクマソにとって人類の未来を託す希望となるが
少女は妹を失った悲しみに打ちひしがれてしまう。
その後、「スメラギ」の命によりクマソは下界調査へ赴くことになるが、
これを利用し少女を下界に隠すことを画策する。
調査団は研究員6名と少女Z01、クマソ自身の計8名。
少女の情報が漏洩する事を恐れたクマソは
研究員を手にかけてしまう。
瀕死の研究員たちの命をつなぐ為、
少女Z01は下界に残る道を選ぶ。
クマソは少女Z01との間に深い溝が生まれる形で、
予定通り少女を下界に隠すことに成功したのだった。